天竜流域の木材について

HOME > 天竜流域の木材について

天竜川流域の木材〈杉・桧 編〉

sample_05.png
sample_06.png

天竜川流域の木材(杉・桧)の特性

sample_07.png



sample_08.png

木でつくる健康空間

室内の湿度を一定に保つ。

木は室内の湿度が高くなると湿気を吸収し、逆に乾燥すると、それを吐き出して、快適な室内環境をつくる調湿作用をもっています。約10cm角のスギの柱には、ビール大瓶で2.5本分もの水分が入っていて、必要に応じて内部の水分を室内に吸放出してくれます。柱ばかりでなく、床や壁や天井にも木を使えば、さらに調湿作用は高まり、夏のジメジメや冬の乾燥をやわらげ、エアコンに頼らなくてもしのぎやすくしてくれます。

about01.png

木の床で防ダニ対策。

住まいの気密性が高まり、エアコンの普及で冬場でも室内温度が高くなるなど、現在の住宅は家ダニが発生しやすくなっています。ダニはぜんそくやアレルギーを引き起こす原因の一つであり、増加してその症状があらわれる前に、対策を考えなければなりません。とくにカーペットはダニのエサとなる食べ物のカスなどがたまりやすく、掃除もしにくいのでダニの巣となってしまう恐れがあります。その点、木の床ならホコリやゴミを見つけやすく、取り除くこともカンタン。防ダニを考える上でも、木は理想の床材といえます。

about02.png

熱を奪わない木の地肌。

木の床の上に寝ころんでみると、思わず大の字に体を伸ばしたくなる心地よさをおぼえます。それは温もりのある木の感触のせいなのかもしれません。コンクリートや鉄とちがって木はなぜヒンヤリ感がないのでしょうか。それは熱の伝えやすさを示す熱伝導率に関係があります。木は熱伝導率が低いため、体がふれても体温が奪われにくいのです。そして、これに加えて清々しい木の香りや、目になじむ木目のやすらぎも木の魅力。木は人の五感に働きかけるやさしさをもっているのですね。

about03.png

木で室内の紫外線対策。

オゾンホールの破壊が進み、地上にふりそそぐ有害な紫外線の量が増加しています。外出する際に帽子や日傘、日焼け止めのクリームなどを使い注意を払う女性も増えていますが、紫外線は窓から室内にも侵入してきます。そこで注目したいのが内装材としての木の効果。窓から入った光は壁や床に当たり室内に反射しますが、木は有害な紫外線の反射をおさえてくれる性質をもっています。その他にも、人の歩行に適した弾力性や、音楽を心地よく響かせるバランスの良い吸音性など、木にはメリットがいっぱいです。

about04.png

木の強さと耐久性

経年劣化がゆるやかの木。

木の強度低下はゆるやかで、環境さえ整っていれば100年や200年という長い歳月を耐えうることのできる素材です。たとえば、ヒノキは伐られてから逆に200年間は強度が増していくという、自然素材ならではの生命力を秘めています。鉄やコンクリートとは比較にならないほど長寿な木。法隆寺が1300年以上経った今も、当時の木造建築の勇壮な姿をとどめているのも、そこにヒノキという木材が使われ、それを活かす知恵が息づいているからこそ。法隆寺の修復にたずさわったという宮大工の棟梁は、薄くカンナをかけた古材からほんのりヒノキが香り立ったとも語っています。

about05.png

鉄やコンクリートより優れた比強度。

木は自然素材。鉄やコンクリートと比べて柔軟なイメージを抱きやすいのですが、重さ当たりの材料の強度を示した比強度を見てみると、スギは鉄の4倍の引っ張り強度、コンクリートの6倍の圧縮強度をもつことがわかります。この数字には、「軽くて強い」という木の特性があらわれており、木は丈夫な家をつくることが可能な素材であるといえます。たとえ地震が起きても、そのエネルギーは建物の重さに比例して大きくなるので、全体を軽くつくれる木の住まいは地震に対してもメリットを備えています。

about06.png

表面炭化で内部延焼をカット。

木が燃えた場合、まず表面が焦げて黒くなります。これが表面炭化といわれるもので、燃焼時にできた炭化層が酸素の供給を遮断するため、内部にまで燃え進むのに時間がかかるわけです。表面炭化は火災の際の強度低下を引き延ばす役目を果たし、5〜6分熱が加わっただけで、急激に強度が低下する鉄やアルミニウムに比べて、木は30分燃え続けたとしても24ミリ程度の炭化ですみます。とくに構造材に太い木を使った住宅は、火災が起こっても短時間で崩れ落ちる心配が少ないといえます。

about07.png

乾燥により生まれる精度と強度。

木の住まいを建てる時には、しっかりと乾燥させた木材を使うことが前提になります。木は乾燥させることにより、反りや曲がりなどの狂いを防ぐことができ、腐朽に対しても強くなります。また、木は含水率が30%未満になると急激に強度が増していき、20%に近づけば、倍近くにも強度が跳ね上がります。木は乾燥によって生まれ変わり、その本来の性能を発揮してくれるわけです。

about08.png